子どものクレーン現象について知りたいあなたへ
このページでお話しする内容
クレーン現象をする子供
について紹介します。
子どもが何かをしてほしい時などに
大人の手を持ってその行動を
叶えようとする姿に、もしかして
障がいかな・・・と悩まれたり不安に
思われている方もいるかと思います。
これを見れば、子どもが
クレーン現象をする意味がわかります。
そうすれば、早めに専門機関を
受診する必要があるかどうかが
わかるようになるかと思います。
また、早期発見にも繋がりますよ!
目次
クレーン現象という言葉あまり聞きなれない
かもしれませんが、一度はどこかで
耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
工事現場などで、砂や土を集める
クレーン車も見かけますし、
ゲームセンターでもユーホーキャッチャーなどで
クレーンを使って欲しいものを取ったりしますよね。
クレーンというのは、欲しいものを取るための
手段として使ったりもします。
子どもの行動にも使われる「クレーン現象」というのも、
子どもが何か欲しい物があったときに
大人の手首などを持って、
欲しいものに近づける行動です。
特に、自分の気持ちを自分の言葉で
うまく伝えられない時に、このような行動で
自分の気持ちを表現することがあります。
これは自閉症の子どもだけでなく、
言葉が未発達な赤ちゃんなどにもみられる行動です。
そしてこの行動は、工事現場のクレーン車の動きに
似ていることから“クレーン現象”とも呼ばれます。
1歳児というのは、健常児でもこのクレーン現象が
見られることが多いです。
なぜなら1歳というのは、まだ言葉も未発達ですし、
自分の思っていること、伝えたいことを
自分の言葉でうまく表現できません。
そんなときに、欲しい物を指差ししたり、
相手の手を掴んで自分のしたい行動を叶えようとする
クレーン現象がみられることが多いです。
これは全く心配ありません。
言葉が出るようになれば、次第にクレーン現象も
しなくなっていきますよ!
逆に1歳は健常児でも普通に見られる行動なので、
自閉症であっても発見が難しいです。
2歳になれば、もう言葉も出るし、
クレーン現象をしているっておかしい!
やっぱり自閉症かも・・・と
不安に思われてしまう方もいますが、
言葉の発達にも個人差があります。
もちろん2歳頃になれば、徐々に
言葉も出てきて話せる子も多くなりますが、
2歳になっても言葉が遅くて
まだ話せない子も中にはいます。
なので、そこまで心配する必要はありません。
クレーン現象だけでなく、自閉症の子には
いろいろな特徴があります。
もし心配なのであれば、下のページで
自閉症の特徴についてまとめていますので、
こちらも参考にしてみてくださいね!
3歳になれば、言葉がもう殆ど話せるようになり
こちらの言っていることも殆ど理解できる歳です。
ただ、3歳になっても全く言葉が出なかったり
クレーン現象が目立つような場合であれば
要注意です。
もしかしたら自閉症の可能性が考えられます。
ただ、性格の問題もあります。
人間誰でも得意なことと不得意なことが
あるように、おしゃべりが大好きな子と、
話すことが苦手な子などいるので、
言葉の数もその子によって違うのは当たり前です。
なので、言葉は出るがあまり話さない程度であれば
特に心配いらないかと思います。
ただ、この場合もオウム返しやクレーン現象が
ある場合は、もしかしたら自閉症も考えられるので
一度専門機関に相談されるのが良いかと思います。
こちらでは3歳の発達の特徴について
まとめています。目安としてよかったら
参考にしてみてくださいね!!
クレーン現象があるからといって
必ずしも自閉症であるとは断定できません。
特に月齢の低い子であれば、普通の行動でもあるので、
自閉症を疑う必要もありません。
しかし3歳頃になると、遅くてももう言葉は
多少でも出てくる時期なので怪しくなってきます。
ただ、クレーン現象だけでは自閉症とは
断定できないので、そんな自閉症の特徴について
こちらでまとめましたので、是非参考にしてくださいね。
自閉症の特徴
- 人と目を合わせられない
- 名前を読んでも反応しない
- 他人に関心がない
- 話し言葉だけで理解することが苦手
- 新しい変化や予期しない出来事にパニックになる
- 相手の立場や気持ちを理解することが苦手
- 決まったものや場所、行動にこだわる
- 感じ方が過度に敏感・鈍感
- 不器用さが目立つ
- 具体的に目に見えないものを理解することが苦手
- 集中力に欠ける
- 行動がゆっくりでマイペース
- 好き嫌いが多い
クレーン現象の他にも、このような特徴があります。
お子さんに当てはまる数が多ければ多いほど
障がいである可能性が高いので、
早めに専門機関を受診されてみた方が良いと思います。
お子さんの年齢に合わせた
発達の目安知っていますか?
年齢ごとに合った発達の目安がわかっていないと
発達が遅れているということにも気付かず、
障がいであっても発見に遅れてしまいます。
もし発達が遅れていても、早めに治療を受けていれば、
大人になった時に障がいの症状が
わからないレベルまで改善できることもあります。
そのためにも、年齢ごとの発達の目安や
特徴を理解しておくということは
とても大切になります。
また、年齢ごとの発達の目安や特徴を
知っておくだけで、子どもに必要な経験や
関わり方がわかるようになって、
子どもを上手に成長させていくことが
できるようになりますよ!
子どもの理想の関わり方できていますか?
でもそもそも子どもが望む接し方って
どんな接し方・・・?と思われている方もいると思います。
実はどんな子どもでも抱いている
感情というのがあります。
この子どもの気持ちがわかるだけで、
どんな時にでも子どもの望む接し方が
できるようになります。
このように子どもが望む接し方ができれば、
子どもの問題行動も改善されていきますし
子ども自身が変わっていくので、
子育てに悩んだりすることも減って
子育てがうんと楽に楽しくなっていきます!
そんな子どもの抱いている感情や
子どもの理想の関わり方ができるように
なるためのコツについて私の7日間の
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